魚づくし

立春を過ぎ、暦の上では春。
寒い季節が旬の牡蠣もそろそろおしまい。とは言ってもスーパーの鮮魚売り場を覗けば年中ある。これでは旬の感覚が解らなくなってくるのも理解できる。決して牡蠣だけの事ではなく、野菜や果物も同じ事。これも技術革新の恩恵なのだろうが、これにより旬を感じる事がなくなるのも些か悲しいものだ。
そんな話を友人と話しながらホッピーを呑みつつ、注文した生牡蠣を待つ。
久しぶりに行った秋津の海鮮居酒屋“大漁船”。安価なのに質の高い料理を出してくれる美味しい店。

中ジョッキに入ったポッピーを飲み干した頃、お目当ての生牡蠣が運ばれてきました。
プルプルとした大粒の牡蠣を躊躇いもなく口の中へ。コクのある濃厚な味に加えて磯の風味が口いっぱい広がります。
「生きてて良かった〜♩」
最近美味いものを食べると、決まって言います。完全におっさん化が進行してますなぁ。









こちらは“中トロ盛り”。
ここに来たら必ず注文してしまう一品。
大きく肉厚に切られた切り身は食べ応えも十分。そして中トロですから、口に運べば身がトロ～リ溶けていくのです。
書いている側からヨダレが止まりません（笑）





この日は珍しい御造りもありましたので注文してみました。
黒ずんだ赤身。この魚の正体をご存知でしょうか？
正解は“鯨”。子供の頃、給食と言えば鯨の竜田揚げが真っ先に思い出す程、大好きだったなぁ。
そうそう、鯨ステーキなるものもありました。
国際的に捕鯨禁止以降、全く姿を消した鯨でしたが、最近は調査捕鯨で獲られた物も人気が無くなったのか注文するのはオジサンばかり。
初の鯨刺。味は見た目とは裏腹で、実にあっさり。辛口の温燗にぴったりでした！






ある程度、腹も満たされて来ました。後はチビチビと呑みながら友人と語らいの時間。
〆の肴は“ぬた”。
通常、ぬたと言えばイカと長葱を酢味噌で和えたもの。こちらではイカと長葱の他、大きく切られたマグロの赤身にホタテも入っている豪華絢爛なぬたに満足。






身も心も満喫して家に戻ると、宅配の不在連絡票がポストに入っていた。すぐさま連絡をすると１０分もしないうちに荷物が届いた。送り主は田舎に住む妹夫婦。
箱を開けてみると最新型の体重計が入っていた。いや…これはただの体重計ではない。体組成計インナースキャンと書かれている。
今までのは目盛がビューンと回るスタンタードなタイプ。それがデジタルになっただけでも凄いのに。
せっかくですから届いたばかりのインナースキャンに試し乗り。これがハイテクそのものなんです！
体重以外にもBMI・体脂肪率・筋肉量・推定骨畳・内蔵脂肪レベル・基礎代謝量・体内年齢・体水分率を次々に表示するする。最新の体重計に感動です。
でも・・・何故にコレを送ってくれたのが謎。今宵にでも電話で聞いてみようとするか。