2008年 04月 02日

塩原漁協の試み

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写真に写るニジマスは放流魚ではありますが、ナイスプロポーションな60UPの大物。このニジマス、どこで釣ったのか御存じでしょうか。北海道やNZ、はたまた米国ではありません。
答えは栃木県塩原温泉を流れる“箒川”。今年3月28日からスタートしたばかりの期間限定C&R区間での1尾です。





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箒川は以前より尺ヤマメやイワナが釣れる渓流で有名ではありますが、残念な事に6月に入ると稚アユを守る為、一斉禁漁となってしまう河川。それゆえ以前から残念がる釣り人の声も多く聞こえるのも事実。こればかりは管轄する漁協の考え方が変わらないと先に進みません。
そんな箒川ではありますが、実に15〜6年前までは箒川フリークでした。しかし釣りのオイシイ季節に竿止めが入り、ライズを目の前にして我慢する…。フライ馬鹿の生活を送っていた僕にはかなり辛かった。そして少しずつこの渓から遠のいてしまったのです。
そんな折り、今年に入ってまもない頃、噂でC&Rを設置すると耳にしました。噂を聞きいてからは気にはしていましたが2月の終わり頃でしょうか、塩原漁協が運営するホームページを閲覧してみると噂は現実になっていたのです。「百聞は一見に如かず」とも言いますので、ここは行ってみる事にした次第です。


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箒川C&R区間は「フライ&ルアーエリア」という名の1.5kmの区間で、福渡温泉〜大網温泉の手前までが特設区間として設定されています。今回は区間のほぼ中心ぐらいでもある“曲り渕”付近でロッドを出してみました。昔、竿止めの影響で泣く泣くライズを狙う事が出来ず諦めた強い思い出のあるポイントです。
流石に放流量が違います。ライズはあるものの、ドライフライには反応はありますが食い方が実に下手。なかなか乗らないので手堅くニンフフィッシングに変更すると25cm前後のニジマスが面白い様に釣れます。というよりも釣れ過ぎ…。
「たまにはこういうのもいいかもねぇ〜♪」な〜んて余裕こいていると、直ぐにインジケーターが水中に引き込まれ、すぐさまアワセをいれるとゴンゴンと重い感触がロッドから伝わってきます。
あっ!これデカイわ!!と、思った時にはリールから一気にラインが引き出されロッドはバッドから大きく曲っています。まさかこんな大きな魚を放流しているとは知らなかったので#3ロッドでは太刀打ちするのも限界があるってもんです。おまけにこいつ、大小様々な底石が多くある川なのでリーダーやティペットを擦りつけて切ろうとするではありませんか!おまけにこの時のリールはクリックタイプな上にドラグ調整が故障したままの物を使っていたので状況は最悪。よって何度かフッキングはしたものの、バラした回数も半端ではありません。最終的にはフットワークと時間稼ぎで何とか55〜6cmの1尾が取れたのでありました。


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ちなみにこの箒川フライ&ルアーエリアは6月1日まで開設されています。
この日、低温な上に強風と時折降る雪の最悪なコンディションではありましたが、結構楽しめました。
帰り際、公営駐車場で、たまたま居合わせた塩原漁協の組合長さんと役員の方にお話を伺いましたが、「80cmクラスのニジマスも放流します!」と笑顔で言っておられました。ここまでくると#3ロッドは確実に折れますわなぁ(苦笑)それ相当の対応をされて行かれる事をお薦め致します。
今回、塩原漁協が行ったゾーニングは、現存する日本国内の方法では新しいやり方のひとつ。賛否両論はあるかと思いますが、こういう方法も“あり”なのではないのか。と、釣りを終えてつくづく感じてきました。
とにかく何もしないよりは試してみる行動は大切です。
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by oga179 | 2008-04-02 03:32 | FlyFishing | Comments(10)
Commented by 山猿 at 2008-04-02 21:02 x
練馬の住人さん、まいどで~~す。

いや~これは素晴らしい川ですね。
しかしどでかサイズのレインボーには、戦略が大変そう。
ロッド・ティペットなんか迷うところでしょうね。
6月1までとは少し寂しい気もしますが、なんと言っても漁協の考え方・力の入れ方が感じられて良いことではないでしょうか。
漁協の考え方一つで、釣人の動きも変わってきますからね。
見習わなきゃいけない漁協は何処の地域にもありますからさ・・
Commented by 西洋毛鉤 at 2008-04-02 21:12 x
ゾーニングについても、あのマニュアルに記載があるようですね。

別伝DMを入れさせて頂きました。
よろしくお願いします。
Commented by TAKA-Qizm at 2008-04-02 21:23
漁協が様々な取り組みを行うことはいいことですね。
その分我々釣り人もその取り組みに対してマナーを守って楽しく釣りをすることが大前提かとも思いますが・・・。
Commented by 山口@昼休み at 2008-04-03 12:28 x
漁場のゾーニングね。論理的な仕切りを人間さまに守らせる運用で苦しんでいるところが多いですね。24時間365日監視できんのか?とか、いつ誰がやるのか?有償か無償か?無償でんなことできんのか?ルール守らせるために川でケンンカするんじゃねぇとか。。。
外来種の放流についても賛否両論ですね。、ニジマス・ブラウン・ブルックが第二第三のブラックバスとならぬようにしたいですね。
チャレンジャーな漁協さん、がんばれ~♪
Commented by 練馬の住人 at 2008-04-03 19:24 x
山猿さん まいどでございまーす。
訪れたこの日は爆弾低気圧通過の影響で非常に風が強く、なおかつ時折雪がちらつく程、最悪な条件下でありましたがニジマス達はとても元気でした。
期間限定や内容変更も訪れる釣り人次第だと考えます。
建設的に思った事を発言してゆく事で、素晴らしいフィールドに変わる可能性があります。
漁協の考えひとつなんですよね〜。
Commented by 練馬の住人 at 2008-04-03 19:26 x
西洋毛鉤さん 今晩はです。
DM、届いておりました。後程リターンさせていただきます!
今度お会いする時には、酒の話に華が咲きそうな感じですね(笑)
Commented by 練馬の住人 at 2008-04-03 19:32 x
TAKA-Qizmさん  毎度です。
その通りですね!  せっかくの釣り場もルールやマナーを守らない一部の釣り人によって台無しになる事も多々ありました。
テクニカルな事を学ぶだけではなく、現在は釣り場の事も考えていかないといけないような気が早10年以上、思い続けているのではありますが、コレがなかなか賛同を得る事が出来ず仕舞いです。
難しいですね。
Commented by 練馬の住人 at 2008-04-03 19:36 x
山口さん 今晩は。
どうしうても人、「あ〜なったらどうする?」的になりがちです。
しかし変えていこう!という気持ちが強ければクリアできる筈です。
過去に経験したオイシイ事や、面倒くさがりのままでは何も変わりませんからね。
Commented by 山口@ヤムチャ at 2008-04-03 20:33 x
そうなんです。かなり多くのフライマンは【自己満足】でやってますからね。「楽しくなければ釣りじゃない!」と唱えて久しいですが、「自分たちだけ楽しければそれでいいじゃんか」って、フライマンがあまりにも多いので、補足を付け足しましたよ(苦笑)

しかし、自己満足的な楽しさであってはならない。
自然環境や生態系にインパクトを与えてまで得る楽しさであってはならない。
釣り人だけでなく水辺環境利用者全体が楽しくなれるような言動を心がけたまえ。

まあ、趣味の世界なんて自己満足の人がほとんどでしょうから、難しいと思いますけど、そういったツマンナイ人ばかりじゃないと信じていますよ。
Commented by 練馬の住人@職場 at 2008-04-05 12:43 x
山口さん こんにちは。
フライばかりではありませんが、釣りって趣味なので各々の楽しみ方でよいと思います。
ただ…ルールやマナーを守るのは当然ですが、せっかく自然観察も
フライフィッシングのひとつなので、そこから何かを感じて勉強したり行動したりするのもフライフィッシングではないかと考えてます。
そんな訳で、今だそういう楽しみのひとつとして活動をしていますよ(笑)


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