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2015年 06月 11日

伏流水の渓へ

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2000m級の山々が聳える飯豊連峰。2128mの大日岳を筆頭に飯豊山・北股岳・烏帽子岳・御西岳・三国岳が連なる山岳信仰の場でもあり、“東北のアルプス” とも呼ばれる程の万年雪が残る山々が連なり、その雪解け水の伏流水は醤油や地酒で醸造が盛んです。そしてその伏流水が流れ込む渓は大きな雪渓も残っている程ですが、この渓や魚たちも美しく魅了されて数十年。今年も心の洗濯を兼ねて2週間ぶりに再び会津へ出向いて来ました。








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約5時間半のドライブでしたが、天候もイマイチだった事もあってワザと遅めの到着。それが功を奏して到着するなり雨は上がり水生昆虫の羽化も始まりました。急いで釣り支度を済ませ、長く険しい獣道を慎重に降りていくこと10数分。汗だくになりながら無事に渓に立つとタニウズキが見頃を迎えていました。
6月の渓流にはがタニウズキが似合います。





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しばしタニウズキにウットリしていますと、足元の周りにはクマの足跡がたくさん!
ここは我々が棲むところではなく彼ら野生動物の住処なのだという事を肝に銘じて、釣り上がる事に致しました。何か起きても己の身を守るのは自分で、当然ケータイも圏外です。





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水生昆虫のハッチが盛んだというのに渓魚たちはあまり興味を示しません。
なんでかなぁ?と、思いながらも渓を渡る度に魚が走る光景は見受けられますので皆無ではない事は目視済み。そんなこんなで釣りを始めてから15分ぐらい経過した時、ブラインドでフライを入れた筋からヤマメが浮いてきてドライフライを丸呑み。9寸程のムッチリボディのヤマメでしたが、お腹を触るとゴリゴリとした感触に「もしや?」と感じてストマックポンプを入れてみましたが、レギュラーサイズのポンプでは捕食物が吸い出せません。





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多めの水を流し込んでみたところ、ようやく捕食物のサンプリングができました。
もしや?の読み通り食べていたのはヘビトンボとマイマイガの幼虫。確認後は#8フックに巻いたマイマイガもどきのワームフライにローテーション。その後、1投1発にな状況に笑いが止まりません♪





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ちなみに福島県では昨年ぐらいからマイマイガ大量発生をしていていて、被害も多く出ているそうです。
写真を見て頂きますと解るかと思いますが、葉を食していますので森林被害が問題となっている他、山あいの温泉では露天風呂にマイマイガが大量に浮いているなんて事も。実際、私がこの日に泊まった宿でも数千匹のマイマイガの幼虫が浮いていて正直ビビリましたし、釣りをしている最中にも木の下へ入ると上からマイマイガが落ちてきて全身幼虫まみれなんて事も。
しかし渓魚たちにとっては紛れもないご馳走になっている事には間違いなさそうです。
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by oga179 | 2015-06-11 20:30 | FlyFishing


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